─ 家康ゆかりの街 岡崎の神社仏閣巡りと、食のひとやすみ。
はじめに:歴史と日常が溶けあうまち、岡崎へ
愛知県岡崎市。
ここは、徳川家康公が生まれた城下町。
戦国の覇者がこの地で産声をあげたと思うと、今も町を歩くだけで、どこか背筋が伸びるような感覚になります。
けれど岡崎は、歴史だけではありません。
町のあちこちに点在する神社仏閣には、古来から地域の人々の祈りが宿り、四季折々の風景とともに、どこかほっとする空気が流れています。
そんな岡崎の「歴史」と「心のよりどころ」を訪ねながら、
その途中に、ふらりと立ち寄れる“食の癒やし処”もご紹介できたら──。
そんな思いで、このブログを綴っていきます。
家康公の足跡と祈りの場所をたどる旅

このシリーズでは、徳川家康公や三河武士たちにゆかりのある神社仏閣を一つずつ丁寧に巡っていきます。
例えば…
- 岡崎城と龍城神社:家康公が誕生したまさにその地。
- 大樹寺:家康公が“死を決意して生き延びた”逸話を残す菩提寺。
- 伊賀八幡宮:徳川家の氏神として代々守られた神社。
- 六所神社:三河国の総鎮守、岡崎の守護神。
- 滝山東照宮:家康公を神として祀る静謐な社。
- 真福寺・法蔵寺・随念寺:家康公やその家臣団との深い縁を持つ寺院。
- 天満宮や八幡宮:地域と学問、勝運を守り続ける神々の社。
それぞれに込められた想いや歴史、季節の風景、人とのつながりを、じっくりご案内していきます。

寄り道のすすめ:歴史のあとに、ひとやすみ
そしてもう一つ、このブログの楽しみは「寄り道」です。
お参りのあとは、ちょっとひと息つきませんか?
地元の旬の魚、豆腐、そして丁寧に炊いた釜飯。
「魚信(うおのぶ)」は、そんな心と体がゆるむような時間をご用意しています。
たとえば…
- 真夏の参詣帰りに、冷やし鉢と鮑の陶板焼き。
- 冬の冷たい空気のあとに、ほかほかの釜飯と本にがり豆腐。
- ひとりで歩いた日には、掘りごたつ席で静かに味わう刺身定食。
神社仏閣で心を整え、魚信でお腹を満たし、また日常へ帰っていく。
そんな旅のかたちも、岡崎らしいと思うのです。
これからめぐる予定の寺社仏閣(一覧)
これからご紹介していくのは、以下のような場所たちです:
それぞれの神社仏閣がどのような物語を持っているのか、
どの季節に訪れると美しいのか、
その周辺で味わえる“より道グルメ”は何か──
そんな視点で、読んでいるだけで旅に出たくなるような記事を目指していきます。
さいごに
岡崎は、決して“観光都市”という派手さはないかもしれません。
けれど、家康公が育ち、多くの武士たちがこの町で祈り、食べ、暮らしてきたことを思えば──
今もこの地には、誰かの心を整える“気配”が確かに残っている気がします。
どうぞ、次回からの「家康公を歩く、岡崎寄り道紀行」をお楽しみに。
まずは第一話、「大樹寺」からスタート予定です。
お参りのあとは、魚信で。
心にのこる、ちょっといい一日を。
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