第13回:岡崎天満宮 ─ 家康公が敬った学問の神さま

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家康ゆかりの街 岡崎の神社仏閣巡りと、食のひとやすみ。

愛知県岡崎市。徳川家康公が生まれたこの町には、今もなお家康公にまつわる神社仏閣が点在しています。
このブログでは、そんな岡崎の歴史ある寺社を一つひとつ巡りながら、訪れたあとの“より道”として、和食料理店「魚信(うおのぶ)」もご紹介していきます。

祈りと歴史に触れ、少しだけ立ち止まり、美味しいひとときを味わう。
そんな“心とお腹が整う”旅のおともに、どうぞ。


岡崎天満宮 ─ 家康公も敬った学問の神、道真公を祀る杜

岡崎市中町に鎮座する岡崎天満宮は、学問の神様として広く信仰されている菅原道真公を祀る神社。
その創建は古く、平安時代に起源をもつ天満宮のひとつとされています。

境内は静かで落ち着いた佇まいを残しており、春は梅の名所としても親しまれています。


家康公と岡崎天満宮──“学びの力”を重んじた将軍の姿勢

徳川家康公は、幼少期から教育と学問を重視した人物でした。
「三河武士」の荒々しい文化の中にあって、家康公は書を愛し、知を磨くことに強い関心を持ち続けたことで知られています。

岡崎天満宮は、そんな“学問尊重”の精神を象徴する存在。
家康公がこの地に暮らしていた頃、家臣の子弟たちにも天満宮への参拝を奨励したという記録もあり、
家康公自身も「文治による政治」の礎として、学問の神である菅原道真公に知の加護を祈ったといわれています。


境内の見どころ

◉ 菅原道真公像と学業成就の絵馬

境内には道真公の石像が鎮座し、
その前には多くの受験生や親御さんが絵馬を奉納しています。
合格祈願・就職祈願・資格取得など、現代の“努力の象徴”としても人気です。

◉ 古木の梅と「合格梅」

春には梅の花が境内を彩り、特に受験シーズンには「合格梅」として人気。
合格祈願のお守りは、地元学生の心強いお守りとなっています。


アクセス・参拝のヒント

  • 名鉄「東岡崎駅」から徒歩約15分
  • 駐車場あり(台数少なめ)
  • 梅の時期(2月~3月上旬)が特におすすめ
  • 合格祈願・学業成就の祈祷は社務所で受付(予約優先)

魚信で、努力のあとにほっとひと息を

岡崎天満宮で学びへの願いを込めた後は、
和食処・魚信(うおのぶ)で、一膳のごはんに癒されてみてください。

勉強帰りの学生さんにも、親御さんにも、心が整う和の味を。


本日のおすすめ「合格祝い御膳」

  • お祝い刺身盛り
  • 鰻釜めし
  • 冷やし鉢
  • 本にがり豆腐
  • 季節の甘味(抹茶プリン・果物など)

願いを込めて祈ったあとには、
お腹と心にも“ほっと一息”のごほうびを。


さいごに:知こそ力。家康公が残した静かな教え

剣や槍だけでなく、「学びの力こそが国を動かす」と信じた家康公。
岡崎天満宮は、その思想のルーツを感じることのできる、静かで美しい場所です。

次回は、さらに岡崎城近くの“武と文”の融合を探しに向かいます。
どうぞお楽しみに。

コメント

味の集会場 魚信 女将の西田敬子です。

名古屋短期大学を卒業後、地元の自動車メーカーで海外のお客様の工場案内などを担当していました。その後22歳で退職し、若女将として魚信に嫁ぎました。仕事をしながら一姫三太郎を育てる日々の中で、100名以上の年上スタッフや若いアルバイトと接するうち、コミュニケーションやモチベーションの難しさを感じ、様々な勉強会に参加してきました。

特に脳科学やメンタリングを学ぶことで、スタッフやお客様との関わりがぐっと深まりました。

今、大切にしているのは『感謝』の気持ちです。日々の小さなことにもありがたさを感じ、毎日が奇跡の連続だと実感しています。皆様のおかげで、心から感謝の日々を送っています。

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