第17回:高月院 ─ 家康公の菩提寺、静寂に満ちた松平の聖地

岡崎観光

家康ゆかりの街 岡崎の神社仏閣巡りと、食のひとやすみ。

愛知県岡崎市。徳川家康公が生まれたこの町には、今もなお家康公にまつわる神社仏閣が点在しています。
このブログでは、そんな岡崎の歴史ある寺社を一つひとつ巡りながら、訪れたあとの“より道”として、和食料理店「魚信(うおのぶ)」もご紹介していきます。

今回も岡崎を少し離れ、家康公の原点・松平郷から、菩提寺「高月院」へ
静けさと歴史が共存するこの場所で、心を澄ませてみませんか。


高月院 ─ 松平家の菩提寺に、家康公も祈った

松平郷の一角、松平東照宮のすぐ近くに位置する高月院(こうげついん)は、
松平家歴代の菩提寺であり、家康公にとっての“精神的な帰る場所”でもありました。

創建は室町時代。松平親氏(家康の祖)や清康(家康の祖父)らの墓所があることでも知られ、
戦国の混乱を超えて生き抜いた家康公は、天下統一後もこの寺を深く敬い、大切に守ってきました。


家康公と高月院──終わりと始まりを見守る寺

家康公は、自らの祖を祀るこの寺を再建し、「法号をこの寺で受けた」とされる記録もあります。
この寺は単なる祖先の墓所ではなく、家康が戦の合間に心を鎮めに訪れた場所だったとも伝わっています。

また、松平家一族にとっては精神的な支柱でもあり、
のちの徳川将軍家も参拝を欠かさなかったという格式ある寺院です。


境内の見どころ

◉ 松平親氏・清康の墓所

石段を登った先に並ぶ墓石群は、まさに「徳川の礎」を築いた人々の眠る場所。
今なお多くの参拝者が手を合わせます。

◉ 美しい庭と山門の静けさ

境内には苔むした庭と凛とした空気が漂い、春には山門前の桜が美しく咲き誇ります。

◉ 御朱印・写経体験も可能

希望すれば写経や静座の体験も。心を整えたい時にはぴったりの場所です。


アクセス・参拝のヒント

  • 愛知環状鉄道「四郷駅」より車で約25分
  • 松平東照宮から徒歩約5分(周遊推奨)
  • 駐車場あり/参道は少し坂道あり
  • 春の桜、秋の紅葉が特におすすめ

再び岡崎へ戻ったら、魚信で静かな一膳を

松平郷と高月院の空気に触れた帰り道、
心の余韻を残しながら、岡崎の**和食料理店・魚信(うおのぶ)**で一膳の和食を。


おすすめ「精進御膳」

  • 季節野菜の煮物
  • 焼き魚 or 湯葉料理
  • 本にがり豆腐
  • 釜揚げしらすおろし
  • 香の物・味噌汁
  • 水菓子(抹茶寒天・果物など)

祈りのあとに、やさしい味わいを。


さいごに:祖の眠る地に、家康公の心が息づく

始まりの場所・松平郷。
そして、その歴史を静かに見守り続ける高月院。
家康公の人生は、ここから始まり、ここに戻ってきます。

岡崎を起点に広がる、家康公の足跡。
次はどこへ向かいましょうか。

コメント

味の集会場 魚信 女将の西田敬子です。

名古屋短期大学を卒業後、地元の自動車メーカーで海外のお客様の工場案内などを担当していました。その後22歳で退職し、若女将として魚信に嫁ぎました。仕事をしながら一姫三太郎を育てる日々の中で、100名以上の年上スタッフや若いアルバイトと接するうち、コミュニケーションやモチベーションの難しさを感じ、様々な勉強会に参加してきました。

特に脳科学やメンタリングを学ぶことで、スタッフやお客様との関わりがぐっと深まりました。

今、大切にしているのは『感謝』の気持ちです。日々の小さなことにもありがたさを感じ、毎日が奇跡の連続だと実感しています。皆様のおかげで、心から感謝の日々を送っています。

uonobuをフォローする
タイトルとURLをコピーしました